4年使った卵焼き器が、焦げ付きが出てきて、そろそろ買い替えの時期かな・・・
数年で買い替えとなるとトータルけっこうな出費。長持ちする卵焼き機ってないのかな・・・
使っていたフライパンが数年で焦げ付きが出てきて、 そのたびに新しいフライパンを買い換える。 そんな使い方をしている人が多いのではないでしょうか。 買い替えのたびに、次はどんなものにしようかと悩みますよね。 今回私は卵焼き器について、フライパンの素材、 費用、安全性について考えてみました。参考になれば幸いです。
知らないと怖い! フッ素樹脂加工
知らないと怖い! フッ素樹脂加工
私もあまり考えずに「フライパンと言えばフッ素加工でしょ。焦げ付きにくいし、使いやすそう!」と思ってあまり考えずに使用していました。しかし知らずに使っていくと怖い事実もあるようです。
1.PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)
フライパンの種類でテフロン加工と言うことを聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。テフロン加工はフッ素樹脂加工と呼ばれるものの1種。そしてPTFEを商品名にしたものがテフロン加工であり、開発元の会社により商標登録されています。PTFEと呼ばれるフッ素樹脂を塗ることで料理をする際に焦げ付きにくくなります。
PTFEの耐熱温度は非常に高く、一般的には約260℃から290℃程度です。ただし、PTFEが使用されている製品によって、耐熱温度は異なります。一部の高品質なPTFE製品は、より高温に耐えることができますが、一方で安価な製品の場合は、低い耐熱温度しか持たない場合があります。PTFEは高温(360℃以上)になると分解して有害なガスを発生する可能性があるため、過度に加熱しないように注意です。 発生した発生した有毒ガスは、呼吸困難、頭痛、吐き気、めまいなどの症状を引き起こすと言われています。そしてこの有毒ガスは、インコなどの小鳥にとってかなり有毒であり、飼っていた小鳥が死んでしまったと言う事例もあります。
発がん性を始めとする毒性も知られており、国際がん研究機関は、人に対する発がん性について分類できないとしています。はがれ落ちたコーティングを飲み込んだとしても吸収されずに排出されます。
高温で加熱することにより、テフロン加工は台無しになり、フライパンにくっつきやすくなってしまいます。さらにテフロン加工は急激な温度変化に弱く、 熱した後すぐに水につけたりすると、テフロン加工が劣化してしまいます。また、金属たわしなどでゴシゴシすると簡単に取れてしまうと言う特徴があります。
マーブルコートやダイヤモンドコート、ハードコートも フッ素樹脂加工の1種です
2.PFOA(ペルフルオロオクタン酸)
PFOAは、テフロンや一部の防水加工剤などに使用されるフッ素化合物の一種であり、製品の製造過程や廃棄物処理などで放出される可能性があります。PFOAは非常に持続性があり、環境中に放出されると長期間にわたって分解されずに存在し続けるため、広く分布しています。PFOAは、動物実験や疫学調査において、がん、免疫系の障害、生殖能力の低下、胎児発育異常などの健康被害が報告されており、一部の国や地域では規制が進められています。
日本でも規制が入っており、令和3年10月から製造・輸入が原則禁止されることになったようです。
3.PFOS(ペルフルオロオクタンスルホン酸)
PFOSはPFOAと同様に、フッ素化合物の一種であり、防水加工剤や消火剤などに使用されることがあります。PFOAと同様に、PFOSも非常に持続性があり、環境中に放出されると長期間にわたって分解されずに存在し続けるため、広く分布しています。PFOSには健康被害が報告されており、一部の国や地域では規制が進められています。
PFOSには、以下のような健康被害が報告されています。
- 動物実験において、がんや肝臓、甲状腺、脾臓、腎臓などの器官に影響を及ぼすことが示されています。
- 一部の疫学調査により、PFOS曝露が人間の肝臓や甲状腺、脾臓などの器官の損傷と関連していることが示唆されています。
- さらに、PFOSの長期曝露は、生殖能力の低下や胎児発育異常などの健康被害と関連していると報告されています。
国内では平成22年に「化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律(化審法)」の第一種特定化学物質に指定され、製造・輸入が原則禁止されました。引用
PFOAやPFOSは 現在法律で規制されていて、製造輸入が禁止されていますが、法律が制定される以前に 購入したフライパンは要注意ですね。
PTFEも 使用温度を気をつければ問題なさそうだけど、有毒ガスが発生すると言うのは怖いし、小さな子供もいるから 安心できる素材は無いのかな?
化学物質に敏感な人々のために開発されたのが、セラミック加工
セラミック加工フライパンとは、セラミックコーティングを施したフライパンのことです。セラミックコーティングは、セラミックナノ粒子を使用しており、非常に滑らかな表面を作り出します。そのため、食材がくっつきにくく、油やバターの使用量を減らすことができます。
また、セラミックコーティングは非常に耐久性があり、スクラッチや摩耗に強いため、長持ちします。さらに、PFOAやPFOSを含まないため、環境にも安全です。
ここまで見ると、 安全性では問題なさそうですね。 しかし、弱点もあるようです。
- 傷つきやすく、金属製の調理器具を使用すると傷つけてしまうことがある。
- 長時間高温で調理するとコーティングが剥がれることがあり
- 高価
せっかく高いお金を出して買ってもコーティングが剥がれて、また買い替えとなると 費用面が気になるなぁ…。
金属製フライパンは?
1.銅製
銅製フライパンには、健康に関する利点と欠点があります。
銅は熱伝導率が非常に高く、調理中に均等な熱を分散するため、食材を美味しく調理できるとされています。また、銅製品は非常に耐久性があり、長期間使用することができます。さらに、銅は抗菌性があるため、食材の保存にも適しています。
一方、銅は摂取しすぎると体内に蓄積されるため、高濃度で摂取すると健康に悪影響を与えることがあります。また、銅製品は反応性が高いため、酸性の食材や調味料との接触で変色したり、味が変わったりすることがあります。さらに、銅製品は通常、表面にコーティングがされていないため、食材と直接接触することになります。これは、一部の人にとって、食材と銅との反応によって金属味や苦味が生じる場合があるため、好ましくないと感じることがあります。
以上のことから、銅製フライパンは美味しい料理を作るための優れた調理器具である一方、健康面や食材の変質に注意する必要があります。
2.アルミ製
アルミは軽く、熱伝導率が高いため、調理時に均等な熱を分散することができます。そのため、食材を美味しく調理することができます。また、アルミ製品は比較的安価で、耐久性があります。
一方、アルミは柔らかい金属であるため、フライパン表面が傷つきやすく、表面が変形することがあります。また、アルミは酸性の食材や調味料との接触で反応し、表面が変色したり、味が変わったりすることがあります。さらに、アルミ製品は、食材と直接接触する場合には表面にコーティングが必要です。
フッ素樹脂加工されているフライパンの金属部分はアルミ合金であることが多いです
アルミは環境中に普及しており、私たちは毎日食品や水、医薬品などからアルミニウムを摂取しています。一般的に、食品や医薬品などからのアルミの摂取は、健康に影響を与えることはありません。しかし、高濃度のアルミニウムが摂取されると、健康に悪影響を与えることがあります。以下に、アルミが健康に及ぼす影響についていくつか説明します。
- 脳や神経系への影響:アルミニウムが脳や神経系に蓄積されることがあるため、アルミニウムと神経系の病気(アルツハイマー病、パーキンソン病など)の関連性が指摘されています。ただし、アルミがこれらの病気を引き起こす原因であるかどうかはまだはっきりしていません。
- 骨粗しょう症:アルミニウムは、骨の形成を阻害することがあります。長期間高濃度のアルミニウムにさらされると、骨粗しょう症を引き起こすことがあります。
- 腎臓障害:アルミニウムは、腎臓に蓄積されることがあり、長期間高濃度のアルミニウムにさらされると、腎臓障害を引き起こすことがあります。
以上のように、アルミニウムは長期間高濃度にさらされると、健康に悪影響を与えることがあります。しかし、通常の使用や食品からの摂取量では、健康に影響を与えることはないと考えられています。
3.ステンレス製
ステンレス製フライパンは、ステンレス鋼と呼ばれる合金材料を使用して作られたフライパンです。ステンレス鋼は、クロムやニッケルなどの金属を主成分としており、錆びにくく、丈夫で長持ちすることが特徴です。
メリット
- 耐久性が高く、長期間使用できる
- 金属製品の中でも錆びにくく、汚れや臭いがつきにくいため、衛生的
- 熱の伝導率が高いため、加熱時間が短く、調理に時間がかからない
- 高温での調理が可能で、焦げ付きにくい
- フッ素加工などのコーティングを施さなくても、傷がつきにくいため、長期間使用しても劣化しにくい
デメリット
- 熱伝導性が高いため、熱がムラになりやすく、加熱時間や温度調整が難しい
- フッ素加工やセラミック加工に比べ、食材がくっつきやすく、焦げ付きやすい
- 比較的重いため、取り扱いが難しい
高温での調理では焦げ付きにくいけど、調理温度によっては焦げ付きやすく、 フッ素加工やセラミック加工に比べて、調理温度にコツがいるようね。モチは良さそう。
今回リバーライト極と悩んだのがこちら
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4.鉄製
熱をしっかり蓄え食材に熱をたっぷり伝えるので、炒め物をしゃきっと焼きものは香ばしく仕上がります。 調理に使うたびに自然に鉄分を摂取できます。
使えば使うほど油が馴染んでいき、料理がしやすくなる、育てて長年使うのが鉄フライパン。
メリット
- 耐久性が高く、傷つきにくいため、長期間使用することができる
- 使うごとに油なじみが良くなり、だんだんと使いやすくなる
- 鉄分を補給できる
デメリット
- 油ならし・油返しが必要
- 水分を持ったまま放置すると錆びやすい
- 油を使わずに調理すると、鉄の表面がこびりつく
- 重い
ここまで見てきて、安全性と耐久性を考えて、ステンレス製か鉄製がいいなと思いました!
今回は卵焼き器を探していたので、香ばしい卵焼きを作りたいので鉄製と思いました。
使えば使うほど、使いやすくなる、育てていくフライパンというのもいいですね!
まとめ
- 加熱温度を守って使用するには、フッ素樹脂加工でも良い(2019年以前に購入したものは注意が必要かも)
- 長年使いたいと考えているなら、鉄製がステンレス製がオススメ
- 表面のコーティングが剥がれたアルミ合金のフライパンは注意が必要
- フッ素樹脂加工されているフライパンはほとんどがアルミ合金でできている
- 素材によって加熱温度の適性値がある
今回私は鉄製フライパンの中でも比較的錆びにくく、面倒のお手入れもいらない、リバーライト極・鉄フライパンシリーズの卵焼き器を購入しました。 今までテフロン加工の卵焼き器を使っていたので、油返しなどの慣れない工程が入るので、少し戸惑うこともあるかもしれませんが、これから長く使っていけるようにお手入れしながら使っていこうと思います。
以下が今回購入したシリーズですが、私は 食べ盛りな子供たちのため、大サイズ を購入しました。
大サイズはこちら
費用面でも長く使ったら節約
今までT-falの卵焼きフライパンを使っていたのですが、大体3000円くらいでした。4年で買い替えているのでリバーライト極を8年使ったら元は取れますね!もちろんもっと長く使う予定です!
使ってみた(実際の写真あり)
さっそく卵焼きを作ってみました。少し焦げ付きましたが、たわしとお湯で10秒ぐらい擦るとすぐに焦げ付きも取れてきれいになりましたよ。 大サイズは、ひっくり返すのがちょっと難しいので、コツを掴むまでに時間がかかりそうです。朝ごはんに目玉焼きか卵焼き(たまにウインナープラス)が多いのですが、一気に4つの目玉焼きも作れる大きさなので今度は目玉焼きを作ってみたいと思います。白身はカリッとした目玉焼きが理想。うまくできるかな?!